今年の夏休みに日本の中学校へ通った経験を踏まえ、両方の学校を経験して、どんな違いがあるか、どう感じたかについて作文を書いてもらいました。
中学生ですので、作文も「〇〇でした。楽しかったです。」ではなく、客観的事実とそれを前提にした自分の意見を意識し、最後に自分の考えをまとめてもらうことが主眼です。
最後のまとめは少し苦労したようですが、自分の意見をしっかりと言語化してくれました。
「イタリアの学校、日本の学校」
2010年生まれ 男児
やはり、第一のちがいは整理と清潔さです。
イタリアでは、教室や学校のそうじは、学校の係の人が行います。
それに対して、日本ではきっちり4時にみんなで学校をきれいにします。
又、トイレの差は大きいです。
イタリアでの男子トイレは、半分物置として使われていて、ドアはボロボロで、カギがかけられません。日本ではスリッパまであり、ドアもしっかりしていて、便器も多数あります。
けれども、勉強に関してはイタリアの方が優れていると思います。
日本では主に国語と算数を勉強します。しかし、イタリアではフランス語や歴史、文学や社会にもすごく注意しています。
反対に、体育に関しては日本の方がしっかりしていると思います。
イタリアで体育と言えば、主にドッジボールなどの遊びです。 しかし、日本ではちゃんと体操着を着て本物の「スポーツ」を行います。
個人的には日本の学校の方が好きです。
なぜならルールが多く、プールや図書館などの施設があるからです。
図書館には多数の本や事典マンガや小説があります。さらにテーブルなど係の人もいます。
プールもしっかりしています。シャワー、ビート板そのほかの道具が一通りそろっています。さらに、見物人用のスペースとベンチまであります。
又、休み時間の間はみんなすごく自由ですが、授業中にはとても真剣です。
体育館も広く立派で、便利な道具がたくさんあります。さらに演説や会議が講堂で行われます。
どちらにも良いところと悪いところがあるけれども、日本の学校の方がルールが多く、みんながそれを守り、落ち着いて過ごせるので好きです。
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