家庭内の日常会話からの知識だけでは対応しきれないのが「学習用語」です。
日本で体験入学をし、学校生活は楽しく過ごせても、主要科目の授業はわからないことがある、ほとんどわからないから聞いているだけ、全くついていけないので授業中は現地校の宿題をする許可をもらっている等の話は学年が進むにつれて増えがちです。
学年相応の新出漢字や語彙を読み書きする練習や努力だけでは、案外抜け落ちるのが、算数や理科などの学習用語です。国語教科書や市販の国語ドリルには出てこない語彙が多いですね。
親が横について、子どもが知らない読めない語彙をひとつひとつ説明するような作業は、全ての家庭でできることではありませんし、思春期前後の子どもは、親にいちいち説明されたり、教えてもらうことをウザい、だるいと嫌がることも多いはずです。
これは、中高校生で日本語学習を続けているお子さんに、案外役に立ちそうな学習用語集です。
数学は無料で読めますが、理科は一部だけで全体は購入する必要があります。
いくつかの言語に対応していますが、対応していない言語の国で育っている子どもでも英語版はわかりやすいですし、漢字にふりがな付きで、日本語の説明文も簡潔ですので、利用できると思います。数学用語として必要不可欠なものがまとまっているのも使いやすそうです。
数学や理科はどの国の現地校でも学習しますので、計算式や理論は現地語で理解していますから、日本語の語彙さえわかればスッと先に進める場合が多いので、学習用語をこのようにまとめてあると、子供も使いやすいですし、「この日本語わかんない」と子どもに聞かれた時に保護者がパッと調べるのにも便利です。
一時帰国中に体験入学をしない場合は、学習用語にこだわりすぎる必要もないかと思いますが、せっかく体験入学するのだからある程度困らないように準備したい、できるだけ高学年になっても体験入学させたいと言う考えのご家庭や、日本へいずれ帰国する予定があるご家庭などでは、日本語学習として国語の範囲だけでなく、少し理系科目の内容も目を通しておくとよいと思います。
ご興味のある方は下記のリンクからご覧ください。
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