ちいさい言語学者の冒険

幼児のほほえましいことばの間違いを言語学者の著者が観察し、考察した本です。

「うちの子も同じようなことを言ってたわ」と読むこともできますし、なぜそうなるのかという理由がわかって「なるほど」「やっぱり」と思うことも多い本でした。

海外で子どもの日本語を見守っている親にとっては、子どもの日本語の発達過程やよくする間違いなど、特に興味や関心のあることが多く、気軽に楽しみながら読めて納得できる1冊だと思います。

日本に生まれ育って日本語だけを聞いて育つ子どもでも、このような間違いをしながら少しずつ正しい日本語話者に育っていくことを考えると、海外でもまずたくさんの会話からだと感じました。

たくさん話しかけ、たくさん発話させて日本語の土台を作りたいと思います。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス