作文 雨の日

雨の日                   2010年生まれ 女児


おとといと、きのう雨がふった。わたしの庭にある大きな木の葉っぱは、だれかにゆらされてる動き方をしていた。雨は、風の力までかりて、大きい音をしていた。こんな音だった。雨はザーザー、風はビュービュー。びっくりした。それに、雨と風はまどを開けたかったようだ。

父は、雨がきらいだ。なぜだろう。父が言うことには、雨が降っていると悲しい気もちになるといつも言う。私はそうでもない。

母は、雨がきらいでもないし、すきでもないと言っている。まぁそう言う。

私は、雨にかおりがあると思っている。おばあちゃんは、土のかおりだと言う。でも、私にとってそれは、雨の香りだ。ずっとそう思ってきたから自しんはある。

私は雨がすきだ。香り、音。なぜか雨は、おちつかせてくれるエッセンスだ。



今までとは文体や作風をちょっと変え、色々な表現を使ってみているところが、なかなか面白いと思います。

語彙や知識を増やしていくことは、言語の理解を助けるだけでなく、自身の表現の幅を広げることにもながり、色々な感情や気分を文章化することで言葉を使って色々な自分になれるので、その面白さを日本語でも楽しんでもらえたらいいなと思っています。

会話の楽しさとはまた違う書くことの楽しさも、少しずつでも子どもたちに伝えていけたらと思います。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス