動詞と形容詞

なまえのことば、うごきのことば、ようすのことばという言い方で、名詞、動詞、形容詞の違いを学習しています。

日本では国文法は小学校では習いませんが、イタリアの小学校では、イタリア語の品詞分解を学習しますので、イタリア語の主語、目的語、動詞、形容詞、副詞などの単語とその文法的意味は理解しています。中学年以上の子どもにはそれらの言葉も添えながら日本語で提示しています。

名詞と動詞形容詞を見分けるのは難しくありませんが、動詞と形容詞の違い、形容詞と形容動詞の違いについては少し丁寧に練習します。

まだ文法と呼べるほど掘り下げた内容ではありませんが、言葉の意味だけでなく品詞の違い使い方の違いをしっかり理解しておくことは、イタリアの中学以降に英文法やラテン語、古代ギリシャ語を学ぶ時にもきっと助けになると思います。

子ども達に「知っている日本語の中から動詞、形容詞(い形容詞)、形容動詞(だ形容詞)だと思う物をそれぞれ言ってみましょう」と提案して、子ども達が思いついた単語を書き留めてみました。

自分たちの語彙の知識の中からよく考えて、正確に見分けて言ってくれました。


動詞

こぐ、のぼる、ころぶ、作る、起きる、読む、書く、行く、帰る、通る、取る、直す、消す、打つ、もらう、投げる、遊ぶ、


い形容詞

寒い、悲しい、良い、うるさい、悪い、くさい、おもしろい、ばからしい、気持ち悪い、かわいい、ださい、

だ形容詞

弱虫だ、こわがりだ、寂しがりやだ、ばかだ、天才だ、色とりどりだ、カラフルだ、複雑だ、変だ、すてきだ、上手だ、

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス