イースター前後の春休み期間中なら、少し手間のかかる課題も取り組みやすいかと考え、お米を研いでおにぎりを作り、それをレポートにまとめるという、毎週の宿題よりは手の込んだ課題に挑戦してもらいました。
おにぎりはどの子も好きな食べ物なので、その点も考慮しました。
まず、下にある動画を見ておにぎり作りの手順を理解してもらいました。
数多くある料理レシピの中からこの動画を選んだのは、下記の理由からです。
・字幕が全部ひらがなで、まだ漢字が読めない子どもでも理解できる。
・説明もやさしい日本語を使っていて、喋り方もくせがなく簡潔で、聞いてわかりやすい。
・お米のとぎ方から説明しているおにぎりのレシピは、他にはあまりない。
・お椀やラップを使っておにぎりを作る方法は、手が小さい子どもにも向いている。
おにぎりの他にも色々な料理の作り方を動画にしてくださっていますので、日本語を学んでいる外国人の方におすすめのサイトです。
手順の流れを理解した上で、実際に作ってもらい、作り方や感想などをレポートにまとめてもらいました。
動画の字幕は、作り方を文章に書く時に参考にした子どももいました。この点からも、字幕が全部ひらがなの動画を見つけられたのは良かったと思います。
日本語を学ぶことと食生活を初めとする日本の文化習慣を理解することを連動させたいと考えて、このような課題を計画しました。
言葉の学習だけ、文化風習の体験のやりっ放しでなく、子ども達に言葉と体験をつなげてあげたいと思っていましたので、少しは実現できたかなと感じています。
文と一緒に絵や写真も送ってもらい、それぞれに楽しそうなレポートが出来上がりましたので、これから少しずつご紹介します。
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