正確に伝える

オンラインで日本語の勉強を続けている中学1年生です。

日本の学年では6年生になりますので、Eテレの「読み書きのツボ」という番組がちょうど良い内容なので、漢字や文法などを勉強をした後に、ちょっとリラックスも兼ねて一緒に見ています。

上記の番組を見た後で、実践として同じようにやってみることにしました。


自分の家にある時計を一つ選び、どんな時計かを文章にしてもらいました。


ぼくの時計は黒い長方形のデジタル時計です。

真ん中の方に黒く数字が書かれています。

右に青いSNOOSE LIGHTと書かれたボタンがあり、その横にHRと MINと書かれた四角いボタンがあります。

大きさは4㎝×8㎝です。


この文章を読んで、私が想像して描いた絵が下の写真です。

実物とほとんど同じだったのですが、違った所がいくつかありました。

時計はもっと薄型だった。

四角いボタンは、側面ではなく、正面にあった。

青いボタンは、ほぼ似ているが形がもう少し違った。


これらの違いを見比べて、どのように書けば、もっと正確に伝わったかを話し合いました。

彼の出した結論は、

大きさを数字で書いたように、時計の厚さについても書けばもっとわかりやすかった。

四角いボタンの場所をもっと詳しく書くほうがわかりやすかった。


番組で見たことを実際にやってみることで、色々と実感できたのではないかと思います。


国語教科書も過不足なく必要な学習内容がまとめられているのですが、海外で育つ子どもには、文字を読むだけではインプットとしては若干弱くなりがちなので、視覚や聴覚からのインプットもできるだけ活用していきたいと思っています。

その点に置いても、Eテレの番組は、非常に便利で活用させてもらっています。

また、上手に教科書を音読できていても、その内容を同時に理解しているかどうかは別の問題ですので、色々な方向からのアプローチで理解を助けるようにと考えています。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス